Daily Archives: 2015年3月2日

知識は練習の役に立つか?

体感というレーダーの性能を高めるには、
実際にどのような訓練をすればよいのか。
昔から言われることは「師の芸を盗む」、
つまり指導者の舞い方、歌い方を真似る中で、指導者の筋肉の使い方を悟り、
それを自分のものにして行く・・・という方法。

もちろん指導者だけではなく、優れた人の芸からも学び取る・・・
こういうのが従来の方法。
舞の場合には、体内の筋肉の動きは姿形となって表れるので、
指導者や優れた人の舞の外見を真似ることによって、
次第に体内の筋肉の使い方を悟って行くことができる。

この方法を発声に置き換えると、
指導者や優れた人の声を真似る(声帯模写ではありません)ことによって、
次第に発声器官の筋肉の使い方を悟って行く・・・という方法になる。
この方法が今も昔も体感覚の訓練法の基本であることに変わりはない。

ただ、方法は理解できても、実行することは容易なことではない。
いわゆる「勘のいい人」はどんどん盗んで行けるようになるが、
多くの人は「何を盗すむべきか」が分らない。
その結果、盗まなくてもよいものを盗み、肝心なものは盗めない・・という
ことになって上達が遅れる。

もし、盗むべきものが分っていたら、こういう失敗をせず、
「勘のいい人」と同じように進んで行ける。