技術的な歌声は、上達すればするほど心から遠ざかってしまう。

心が声に表れる発声器官のプロセスは、
人間が作れるものではなく本能的なもの。
すなわち発声器官の自然な営みだけが心と声を連結させ得る。
人為的な発声法が心と離れたものであるのは当然のことであり、

技術的な歌声は、上達すればするほど心から遠ざかってしまう。
歌うことにおいて心の表現が難しいと感じるのは、
人為的発声法に従っているせいのため。
そこで、改めて声と心を繋ぎ合わせる・・・訓練をしなければならなくなる。
「心が表れているが如き響きを作る」という
更に難しい技術によって達成しようとする。

このことは非常に巧みに為されると、
歌声が本当に心から生じているように聴こえるので、

そこまで行けば同じことなのかも知れないが、
心を声に表すという、もっとも原始的なことを実現する為に、
こんな遠回りをしなければならない発声法はおかしい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>